予防歯科preventive
歯科医院は治す場所ではなく
予防する場所
アメリカ・ヨーロッパでは、歯科医院は治すところではなく、予防するところだと考えています。
美容院やエステに行くのと同じ感覚です。
どうしてでしょうか?
それは、先進国の多くは歯科治療が保険適用外であるからです。
いざ、虫歯や歯周病になってしまうと、高額な治療費が必要となってしまいます。
それを未然に防ぐという意識が国の習慣としてよい方向で根付いているのです。
アメリカでは、喫煙・肥満は出世の妨げになります。
歯についても同様で、口の中の健康を維持できていない人は、良い評価を得られないそうです。
残念ですが、日本にはまだ予防すると言う意識が浸透しておらず、治す場所という認識です。
治療終了後の患者様へ
Q:健康な歯を永続させるためにはどうすればいいのでしょうか? A:それは定期歯科検診の受診です。
治療が完了した後もその治療結果をいつまでも良い状態で保つためには、患者様自身の適切な手入れもっとも大切です。
しかし、手入れをしていても、知らず知らずのうちに歯の健康が侵されている場合があります。
歯の裏側や隙間はどうしても、毎日の歯みがきだけでは限界があり、歯垢が残ってしまいがちなのです。
治療後も変わらず、健康な歯を保つために、定期的に歯科医院を訪れて、検診を受けたり、専門の衛生士に歯みがき指導と歯石を除去してもらう事をおすすめします。
守ることと維持していく事
定期検診(メンテナンス)→2ヵ月~6ヶ月に1回行きましょう。
歯周病や虫歯の治療が終了しても、ご自身のセルフケアだけで健康な歯を維持していく事はなかなか容易な事ではありません。
歯を磨く場所や時間、回数など個人差があるからです。
磨き残しの箇所には歯垢が徐々にたまってしまい、その場所から歯周病や虫歯が発生してしまうのです。
定期歯科検診では、ご自分で普段のケアでは行き届かない場所の歯垢の除去を専門家である歯科医師や歯科衛生士が行います。
このような定期歯科検診は個人差もありますが、概ね2~6か月に1度が適切です。
虫歯や歯周病の予防を主眼とした予防歯科は心地いいものですので、どうぞ歯医者を怖がらずお気軽にお越しください。